東京のベトナム人の外国人雇用

東京のベトナム人の外国人雇用の現状について

今、日本国内では外国人雇用を求めるベトナム人が急増しています。在留外国人数の統計によると、日本国内のベトナム人の数は約41万人です。中国人や韓国人の次に多い国籍であり、ベトナム人労働者の数は飛躍的に増加しています。都心部、特に東京では多くベトナム人が在住している傾向にあります。また、日本にいるベトナム人のほとんどが就労目的の「技能実習生」や「留学生」に当たります。

日本国内では、労働者不足の課題が顕著であり、外国人労働者の受け入れが加速しています。2019年4月には、労働者不足の課題を解決するために、新しい在留資格「特定技能」が新設されました。この技能検定に合格することで、外国人たちがより多くの業務に従事することが出来るようになりました。その特定分野に含まれる外食業においては、最初の技能検定合格者347人のうち207人がベトナム人でした。

東京のベトナム人外国人雇用者の国民性について

ベトナム人はとても日本人に似ており、穏やかで真面目、目上の人間を敬う国民性です。謙虚さや勤勉さもあり、エンジニア・技術系などの職種で多く活躍している高い技術力を持った人材も多く存在しています。

また、ベトナム人は日本人に似ていることから馴染みやすく、職場への定着率も高いと言われています。ベトナムでは2016年より小学校で日本語教育が導入され、元々日本語を話せる人も多くいます。ベトナムでは約4万6千人が日本語を学んでいると言われています。

東京で雇用を目指すベトナム系外国人労働者が多い理由

コンビニエンスストアやファーストフード店などで働く外国人と言えば、今までは中国人や韓国人が多かったイメージですが、現在ではベトナム人も多く働いています。この5年間で日本でアルバイトをするベトナム人は13倍に増加し、12万人を超えました。この増加の背景としては、ベトナムは賃金が非常に安く、ベトナムの平均月給は日本円に換算すると7.3万円相当です。この給与水準の低さが原因で、日本に外国人雇用を求めるベトナム人が非常に多いのが現実です。

さらに、ベトナムの高校を卒業してから、日本の大学に進学し、大学卒業後に就職したいと考える若者が増えています。また、日本とベトナムの関係は良好です。日本はベトナムに1992年から経済的な援助をし、その総額は2兆円を超えました。一方でベトナムは日本語が堪能な人材を育てるため、小学校で日本語学習を導入しました。このような関係性を保っていることで、日本に渡航して働きたいと考える人材が増えたという背景もあります。

東京でベトナム人の外国人雇用をするメリット

現在日本には約24万人の留学生がいますが、ベトナム人を雇用するメリットとして、まず若い人材が多いことが挙げられます。ベトナムでは、15歳から30歳の人口は約2100万人です。なんと平均年齢は33歳で、少子高齢化が進む日本とは大きく異なります。そして何より親日国であるため、日本に対して好感を持っているベトナム人は多いです。2018年に行われたアンケートでは、「日本が好き」と答える外国人の割合は、ベトナム人が最も高かったという結果があります。

日本で技術を身に付けたい、母国の家族のために稼ぎたい、という強い意志を持った人が多いようです。また、ベトナム政府の調査によると、ベトナム人の73%が無宗教です。そのため、宗教が理由による雇用のしづらさという事情も他国の外国人に比べて少ないでしょう。

東京のベトナム人の外国人雇用職種

厚生労働省のホームページによると、ベトナム人が従事する職種について、1位が製造業(147,143人 36.7%)2位が宿泊業・飲食・サービス業(58,360人 14.5%)3位が建設業(46,783人 11.7%)4位が卸売業・小売業(43,086人 10.7%) 5位が情報通信業(4,645人 1.2%)6位が教育・学習支援業(1,627人 0.4%)これらの多くは、技能実習生や留学生の資格外活動(アルバイト)です。

第1位は製造業となりましたが、ベトナム人は手先が非常に器用です。工場での不良品発生率も低く、世界のロボットコンテストなどでもベトナム人は常に上位に入賞しています。

東京でベトナム人の外国人雇用をする注意点

ベトナム人が日本の外国人雇用の際に大事にしているのは「給与」と「キャリア」です。ベトナムは平均年収が低く、母国の家族のためにとにかく稼ぎたい、と思っている人が多く、あまりにも低水準での給与の提示をすると、内定を断ってしまうケースもあります。自社の事情と求職者の能力を適切に判断した上で給与額を決定しましょう。ベトナムの市場調査会社の調査によると、転職理由として「給与の低さ」「仕事内容とキャリアのギャップ」という結果が出ていることから、重要なポイントと言えそうです。

また、ベトナム人は集団で行動することを好み、孤独を嫌う傾向にあります。職場で孤立しているような状態が長く続くと、離職のリスクがあります。一人の時間を大切にする事が多い現代の日本の若者とは少し事情が異なりますので、配慮してあげる必要があるでしょう。

まとめ

ベトナム人は日本人によく似ており、勤勉・真面目・協調性があり、向上意欲の高い優秀な人材です。東京で外国人雇用をお考えの企業様はぜひベトナム人の採用を視野に入れてみてはいかがでしょうか?弊社ではベトナム人材に精通した専門のコーディネーターが、採用に関するすべてのお悩みをトータルサポート。御社の人材課題を解決します。

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