施工管理の外国人材の採用について

「施工管理で外国人を採用するのはどうなの?」
「施工管理で外国人を雇用するとどんなメリットがあるの?」
この記事では、そんな疑問について解説いたします。

施工管理とは

施工管理とは建設現場の技術者を指揮・監督し、工事計画を管理することです。施工管理は資格がなくてもチャレンジできる仕事です。さらに「施工管理技士」という国家資格を取得すれば、さらに管理者として活躍の場が広がることが期待されます。受験するには、実務経験を積むと、施工管理技士の受験資格が得られます。

施工管理の業務内容は、工事現場の施工から予算の調整、工事計画や従業員の安全管理、役所への各種手続きや書類の作成など多岐に渡り、工事に関わるあらゆることを管理しなくてはなりません。施工管理の特に重要な業務について解説いたします。

①工程管理(作業計画から作業員の配置、重機の手配といった管理のことを指します。工期を厳守するための重要な業務です。工程管理ができていないと、工期の遅れが発生する可能性が高くなります。)

②安全管理(作業員の安全を守るために、設備や環境を整える業務のことを指します。どんな現場でも安全に作業できるよう、管理、改善することが必要です。)

③品質管理(使用する材料の寸法や品質が、決められた規格を満たしているかを管理することを指します。品質を管理することによって、作業計画を円滑に行い、工事中の事故防止にも繋がります。)

④原価管理(人件費や材料費の原価を計算して調整することを指します。こちらも施工をスムーズに完了させるために重要な業務です。)

施工管理技士の男女比は95%が男性ですが、最近では少しずつ女性の施工管理技士も増えて来ています。

施工管理に従事する外国人について

建設現場で働く外国人の数は約11万人と言われています。この数字は右肩上がりに増え続けています。2010年まで日本で働く建設分野の外国人は1万人ほどでしたが、この10年で約10倍に増加しました。その数は技能実習生が一番多く占めていますが、特定技能の外国人についても建設分野で働く外国人は増加しています。施工管理技術検定を受験する外国人も令和3年では2万人を超えています。

今後は高度外国人材(日本の経済活動に貢献してくれる、高度な専門知識や技術を持った外国人)の建設分野での増加も期待されています。

増加の背景として、建設業の労働人口の減少が考えられます。建設業に従事する人は、1990年代まで500万人ほどいましたが、現在は400万人ほどに減少しています。この人手不足を解消するため、外国人材の増加が目立っています。

施工管理で外国人を採用するメリット

母国の環境整備を目的として技術の習得を目指す外国人材は、向上心が高い場合が多いです。母国の家族のために働く人など、日本での就労に対して高いモチベーションを持って来日して来ています。また、特定技能外国人の場合、転職についても同じ分野でしか認められていないため、離職の可能性は比較的低いと言えるでしょう。

日本の建設現場で働く人材は年々高齢化が進んでいますが、外国人材(特にアジア圏)の人材であれば、非常に若い人材を獲得できます。

外国人の雇用を検討するということは、採用ターゲットの母数が増えて人手不足を解決できることが期待できます。日本は少子高齢化で若手の働き手が年々減少している上に、建設業など特定の業種には人が集まらない傾向にあります。しかし外国人材はどんな分野にも意欲的であり、企業側と求職者側の需要と供給が一致しています。

施工管理に向いている外国人材とは

施工管理の業務は幅広く、現場の職人や作業員、発注元のお客様との打ち合わせなど、高いコミュニケーション能力が必要です。採用面接時にはこの点を重視すると良いでしょう。

また、施工管理はリーダーシップと計画性も求められます。過去の経歴においてチームリーダーの経験なども内定を出すポイントとなります。

まとめ

今回の記事では、施工管理の外国人採用についてご紹介しました。外国人材は勤勉・真面目で向上意欲の高い優秀な人材です。施工管理で外国人雇用をお考えの企業様はぜひ採用を視野に入れてみてはいかがでしょうか?弊社では外国人材に精通した専門のコーディネーターが、採用に関するすべてのお悩みをトータルサポート。御社の人材課題を解決します。

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