特定技能の試験について
「特定技能外国人って?」「特定技能の試験はどんなもの?」
この記事では、そんな疑問について解説いたします。
- . 特定技能の試験について
- 1. 1、特定技能とは
- 2. 2、特定技能の試験について
- 3. 3、特定技能の日本語能力試験の一覧
- 3.1. 日本語能力試験(JLPT)
- 3.2. 国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-BASIC)
- 3.3. 介護日本語評価試験
- 4. 4、特定技能の技能試験の一覧
- 4.1. 介護分野技能試験
- 4.2. ビルクリーニング技能試験
- 4.3. 製造業分野技能試験
- 4.4. 建設分野技能試験
- 4.5. 造船・船用工業分野技能試験
- 4.6. 航空分野技能試験
- 4.7. 宿泊分野技能試験
- 4.8. 農業分野技能試験
- 4.9. 漁業分野技能試験
- 4.10. 飲食料品製造業分野技能試験
- 4.11. まとめ
- 5. 特定技能MATCHでは、東京の外国人雇用を全力でサポートいたします!
1、特定技能とは
特定技能とは、少子高齢化による日本における人材不足の課題を解決するべく、2019年4月に新設された在留資格です。特定技能外国人とは、その在留資格を取得した日本で就労する外国人のことです。
特定技能一号で働ける分野は「介護」「ビルクリーニング」「建設」「旧素形材産業」「旧産業機械製造業」「旧電気・電子情報関連産業」「造船・船用工業」「自動車整備」「航空」「宿泊」「農業」「漁業」「飲食料品製造業」「外食業」特定技能二号で働ける分野は「建設」「船用工業」です。
2、特定技能の試験について
特定技能一号で就労するためには、技能試験と日本語試験を受験する必要があります。なお、技能実習二号を良好に終了した人については、試験が免除されます。技能自習で学んだ分野と一致していることが前提です。就業開始までの期間が技能実習よりも短く、転職も可能であることから、今後は特定技能の受験者は増加していくことが予想されます。
なお、日本語能力試験はN4以上、国際交流基金日本語能力テストはA2レベルの能力が合格ラインです。介護分野の場合は、日本語試験に加え、介護日本語評価試験に合格することが必要です。
3、特定技能の日本語能力試験の一覧
日本語能力試験(JLPT)
毎年7月と12月に行われます。試験方法は選択式で、実施国は日本を含む世界68カ国です。試験合格率は、N4合格率が43.4%という結果でした。管轄は国際交流基金・財団法人日本国際支教育支援協会です。
国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-BASIC)
毎月実施されます。試験方法は選択式で、実施国は日本を含む世界10カ国です。試験合格率は、A2レベル程度です。管轄は国際交流基金です。
介護日本語評価試験
毎月実施されます。試験方法は選択式で、実施国は日本を含む世界10カ国(インド/ウズベキスタン/スリランカ/タイ/モンゴル/インドネシア/ネパール/カンボジア/フィリピン/ミャンマー)です。試験合格率は、74・5%という結果です。管轄は厚生労働省です。
4、特定技能の技能試験の一覧
介護分野技能試験
毎月実施されます。試験方法はコンピューター方式です。実施国は日本を含む世界10カ国(インド/ウズベキスタン/スリランカ/タイ/モンゴル/インドネシア/ネパール/カンボジア/フィリピン/ミャンマー)です。試験合格率は、67・8%という結果です。管轄は厚生労働省です。
ビルクリーニング技能試験
年2回程度実施されます。試験方法は選択式で、(実技は作業試験式)実施国は日本を含む世界3カ国(インドネシア/フィリピン/ミャンマー)です。試験合格率は、81・2%という結果です。管轄は公益社団法人ビルメンテナンス法人です。
製造業分野技能試験
年数度実施されます。(業種により異なる)試験方法は〇×記入式で、(実技は選択式)実施国は日本を含む世界4カ国(インドネシア/フィリピン/ミャンマー/タイ)です。試験合格率は職種ごとに大きく異なります。管轄は経済産業省が指定した機関です。
建設分野技能試験
年数度実施されます。(業種により異なる)試験方法は〇×記入式、選択式で、(実技は判断式)実施国は日本を含む世界2カ国(ベトナム/フィリピン)です。試験合格率は職種ごとに大きく異なります。管轄は一般社団法人建設技能機構です。
造船・船用工業分野技能試験
受験者の希望する都道府県で適宜実施されます。(業種により異なる)試験方法は〇×記入式で、(実技は選択式)実施国は日本を含む世界2カ国(インドネシア/フィリピン)です。試験合格率は100%という結果でした。管轄は一般財団法人日本海事協会です。
航空分野技能試験
不定期で実施されます。試験方法は〇×記入式・選択式です。(実技は選択式・記述式)実施国は日本を含む世界2カ国(モンゴル/フィリピン)です。試験合格率は51・1%です。管轄は公益社団法人日本航空技術協会です。
宿泊分野技能試験
不定期で実施されます。試験方法は〇×記入式です。(実技は口頭式)実施国は日本を含む世界3カ国(ミャンマー/ネパール/インドネシア)です。試験合格率は48・56%です。管轄は一般社団法人宿泊業技能試験センターです。
農業分野技能試験
毎月実施されます。試験方法は選択式です。実施国は日本を含む世界10カ国(インド/ウズベキスタン/スリランカ/タイ/フィリピン/ネパール/ミャンマー/モンゴル/インドネシア/カンボジア)です。試験合格率は耕種農業が85・85%、畜産農業が93・47%です。管轄は一般社団法人全国農業会議所です。
漁業分野技能試験
不定期で実施されます。試験方法は真偽式です。(実技は多岐選択式)実施国は日本を含む世界2カ国(インドネシア/日本)です。試験合格率は漁業が84・61%・養殖業が25・92%です。管轄は一般社団法人大日本水産会です。
飲食料品製造業分野技能試験
不定期で実施されます。試験方法は三者択一方式です。実施国は日本を含む世界3カ国(インドネシア/日本/フィリピン)です。試験合格率は漁業が78・45%です。管轄は一般社団法人外国人食品産業技能評価機構です。
まとめ
今回の記事では、特定技能の試験についてご紹介しました。外国人材は勤勉・真面目で向上意欲の高い優秀な人材です。東京で外国人雇用をお考えの企業様はぜひ採用を視野に入れてみてはいかがでしょうか?弊社では外国人材に精通した専門のコーディネーターが、採用に関するすべてのお悩みをトータルサポート。御社の人材課題を解決します。
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